株主・投資家の皆様へ

当社は、一昨年から欧州電気自動車(EV)向けの出荷が立ち上がり、2020年は大幅な販売増加に対応できるよう準備しておりましたが、新型コロナウィルス感染症拡大の影響により、受注見直しや在庫調整など、2020年は波乱の年となりました。

第1四半期には民生向けの電池メーカーの生産工場が操業停止となり、第2四半期には自動車メーカーのEV生産工場の操業停止により、上半期は販売量が大幅に減少しました。第3四半期からは新型コロナウィルス感染症の影響は限定的となり、販売量も徐々に回復してきましたが、多くの生産設備を抱えている当社にとって、生産量の減少は固定費が製品原価を圧迫し、第3四半期までその影響は続きました。第4四半期は、販売の回復が確実なものとなり、通期の売上高は約184億円と業績見込みを上回り、第4四半期の四半期単独では、営業利益が黒字になるまでには回復しました。

2021年は、このまま新型コロナウィルス感染症の影響が限定的に推移していけば、この流れは持続していくことが想定され、EV向け販売は安定的に増加し、また、蓄電池向けの販売もスタートし、EV以外の民生向け販売も増加していく見込みです。生産においても、受注が安定することによって、安定的に生産できる環境が整うことで、設備の稼働率及び歩留率も改善し、収益が安定してくると見込んでおります。

ご支援していただいている株主・投資家の皆様に、2021年通期での黒字化をご報告できるよう、事業に邁進していく所存ですので、今後とも、ご支援のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

ダブル・スコープ株式会社
代表取締役社長 崔 元根