事業領域

当社はメンブレンフィルムの核心技術の開発及び生産システムを構築し、高い生産性、独自の技術及びノウハウでお客様のニーズを満たし、世界のセパレータ市場でNo.1を目指しています。
メンブレンフィルム技術を1つのプラットフォームとして、以下のような様々な事業領域に応用していくことが出来ます。

Textile
- 繊維・家具
  個人用衣類、透湿・防湿用アウトドア、技能性繊維など
- 特殊分野
  消防用品、軍靴、子ども用品など
産業用フィルター
- 半導体・ディスプレイ
  化学物処理フィルター等超純水製造領域
二次電池
- NCM/NCA バッテリー用セパレータ
  EV用、ESS用など
- LFPバッテリー用セパレータ
  EV用、ESS用など
- その他軍需用など
次世代電池
- 全固体電池用セパレータ
- Sodium(Na) バッテリー用セパレータ
- リチウムメタル、
  リチウム硫黄電池用セパレータ
イオン交換膜
- 有機金属回収(鉱石及び塩湖)
  鉱石の精製によるリチウムの抽出と濃縮
  塩湖や海水からリチウムの回収·濃縮精製
- 廃水処理
  廃水内金属成分除去

主要事業

二次電池

次世代電池

イオン交換膜

繊維

産業用フィルター

Lithium-ion Battery

二次電池

リチウムイオン電池の主要４材料の1つであるセパレータの製造販売を行っており、原反セパレータに水系コーティングを施すことで、セパレータの安全性を高める技術力を保有しています。

二次電池とは？

二次電池とは充電と放電を繰り返して再利用できるバッテリーのことを指します。使用後に廃棄する一次電池に比べて経済的でありながらも環境にやさしい利点とともに、第4次産業革命や炭素ゼロ社会をリードする手段として脚光を浴びています。

リチウムイオン電池とは？

リチウムイオン電池とは、電極にリチウムという金属を含んだ化合物を使い、リチウムイオンの移動によって放電する電池のことを言います。リチウムイオンが電極のあいだを行ったり来たりして放電と充電を行います。

リチウムイオン電池のセパレータ(LiBS)とは？

リチウムイオンバッテリーセパレータは正極材と負極材を分離する膜であり、バッテリーの安全性を担っています。
リチウムイオンは、セパレータの微多孔を通じ移動します。
内部あるいは外部短絡により熱暴走(Thermal runaway)が発生しないように防止し、内包された液体電解質によりリチウムイオン電池が駆動できるようにします。
また電池が異常発熱し高温状態になった場合、セパレータが収縮しその孔が塞がれることでリチウム移動を遮断する安全機能(Shut-down)機能を持っています。

Next-Generation Bettery

次世代電池

イノベーションリーダーとして、既存設備を活用し自然にやさしく高性能かつ利益創出を同時に実現できる全固体電池、Sodium (Na)、リチウムメタル電池、リチウム硫黄電池用セパレータ技術の開発を先行して進めています。

全固体電池とは？

正極、負極、電解質が全て固体になっている全固体電池はリチウムイオン電池に代わる次世代電池として注目されています。全固体電池は高いエネルギー密度でエネルギー効率性を向上させ、安全性が高く、さらに環境にやさしく、電解質と分離膜の機能を併せ持った固体電解質が使われ、“夢のバッテリー”と呼ばれています。

ポリマー電解質とは？

リチウムイオンバッテリーにおいて電解質とセパレータの機能を併せ持つ固体電解質は、硫化物系、酸化物系、高分子系に分類されます。WCPは既存の設備を活用してポリマー系電解質を開発しています。ポリマー系電解質は、既存のセパレータ/液体電解質の利点を備え、固体電解質に比べて界面親和性が高くなります。

Ion-Exchange Membrane

イオン交換膜

当社子会社のW-SOPE KOREA CO., LTD.では新再生エネルギー、グリーンモビリティ、新グリーン事業など、幅広い産業に関わる中核素材部品であるイオン交換膜事業に力を入れています。リチウムを抽出するためにイオン交換膜を使用することで、生産性が向上し、廃水、廃棄物および二酸化炭素放出を減らすため、環境保全が可能となります。

イオン交換膜とは？

イオン交換膜は、静電的反発力を利用してイオンを選択的に分離する膜です。その特性により、陽イオン交換膜（Cation）、陰イオン交換膜（Anion）、双極性交換膜（Bipolar）に分類されます。イオン交換膜は、廃水処理、エネルギー、食品・飲料、医療、さらには水素モビリティなど、さまざまなビジネス分野に応用されています。