株主・投資家の皆様へ

当社グループのリチウムイオン二次電池用セパレータ事業におきましては、安定成長が続いている状況下、本年下期以降の世界的なEV需要の増加を睨み、各社増産体制に移行中です。現状では市場全体の60%弱を占める民生用途ではスマートフォン用電池及び動力系用途の安定成長は継続しております。急激な成長が期待されるEV関連用途では、まだ中国市場に依存する度合いが高いものの既に40%を超える市場を占め、今後更に欧米市場を含めた大きな拡大が期待されます。

中国の自動車関連市場に於いては本年も需要の増加が続く見込みとなっております。
欧米市場に於いては各国の環境政策にも後押しされ主力自動車メーカー各社がEV、PHEVの新車発表を続けておりますが本格的な増産は来年下期以降に見込まれます。
このような市場環境の中、自動車関連需要の急激な拡大に合わせ当社では大型製造ライン(第10号生産ライン以降)の量産立ち上げ計画を継続実施しております。既に第8・9号生産ラインは計画通り昨年中に稼働を開始し、本年上期までに計4本の大型ラインを稼働させ、平成30年には平成28年比2倍強の生産能力となる見込みです。
セパレータの市場動向につきましては、本年も引き続き中国のエコカー需要に牽引され拡大が続くものと見込まれます。当社では新規生産ラインからの量産出荷を開始し販売数量も増加が見込まれるため、売上高が過去最高となることを見込んでおり、新規生産ラインの立上げ、自動車向け出荷体制の整備等でイニシャル費用の増加はあるものの、営業利益率も昨年を底に回復基調に入るものと見込んでおります。
中期的には、平成30年下期以降に中国市場に加え、欧米自動車業界の大幅な需要拡大が見込まれます。当社では引き続きこれらの需要に向けた準備を継続しており、今後、順次新規案件の立ち上げを目論んでおります。

2018年1月
ダブル・スコープ株式会社
代表取締役社長 崔 元根